パパラギ池袋店 ブログ

こんにちは!IKBの小渕です。

平日3/12-13、週末3/16-17はパパラギウニの感謝祭…ではなく春の感謝祭でした🌸

所謂、周年祭イベントなのですが…お陰様でパパラギは38周年を迎えました!

ありがとうございます!!

今後ともスタッフ一同よろしくお願い致します!!

 

…いきなり締めくくりのような雰囲気となってしまいましたが、まだ閉じないでくださいね!(笑)

今年の感謝祭は、池袋店の山下instと栗原instは珍しくお留守番。というわけで…今回は縦横無尽に平日&週末ウニSPブログを書いていきます〜!

 

平日も週末も、ヨコバマでウニ探し。

安定のヨコバマ。水温16℃

平日はややうねっていましたが、概ね穏やかな海況でした。100本記念のお客様もいらっしゃいました!おめでとうございます!!

サメ保護SPチームと一緒に!

今回はエントリー付近の水深1.5m前後のゴロタエリアから、水深10m前後の砂地まで、ウニを探しに行ってきました!

砂の下に隠れているウニもいます!

観察できた内容はほぼ同じなので、平日、週末まとめてレポートしていきます〜

 

✴︎今回出会えた正形類

今回出会えた正形類は、ムラサキウニ、アカウニ、バフンウニ、シラヒゲウニ、タワシウニ、ミナミタワシウニ、ツマジロナガウニ、ガンガゼ、アラサキガンガゼ、ニッポンコシダカウニ。

バフンウニ(お客様撮影)
シラヒゲウニ(お客様撮影)
大きさ5mm程のニッポンコシダカウニらしきウニ(お客様撮影)
排泄中のガンガゼ(お客様撮影)

そうそう。ウニのチャームポイントといえば、全身を覆う「棘」だと思うのですが、部位によって長さが異なります。

ガンガゼの口側(お客様撮影)

口側(普段、水底や岩にくっついていて見えない側)の棘の方が短く、管足が目立ちます。

ウニを食べる魚はウニの棘を咥えて中層まで持ち上げて落とし、ひっくり返ったところを襲うこともあるんだとか。防御が手薄な部分を熟知しているんですね〜

岩の小さな窪みにも、ウニが隠れています

岩の表面に巣穴を掘るウニといえば、タワシウニやミナミタワシウニ。

小さなミナミタワシウニ(お客様撮影)

一見すると何もなさそうに見える岩でも、実は色々な生き物が隠れていることがあります!

また、ウニにはエビやカニや貝など共生していることも。今回は、ムラサキウニにくっつくムラサキヤドリエビや、キンイロセトモノガイも見ることができました〜

皆さんもぜひ探してみてください。

 

✴︎今回出会えた不正形類

不正形類は、タコノマクラ、スカシカシパン、ヒラタブンブク、ネズミブンブク、など。

小さなウニの殻をくっつけているタコノマクラ(お客様撮影)

普段は砂の中に隠れているのが、ブンブクというウニの仲間!

ヒラタブンブク(お客様撮影)

棘を使い分けながら、上手に砂の上を歩いたり、砂の中に向かって堀り進むことができます。

ネズミブンブク(お客様撮影)

今回は珍しく、スカシカシパンの幼体も発見!まだスカシ(穴)が開く前の姿です。

1.5cm程のスカシカシパンの幼体(お客様撮影)

成長とともに、スカシが形成されます。

大人のスカシカシパンには、ダキクモヒトデがくっついていました!

スカシカシパン成体(お客様撮影)
ダキクモヒトデ(お客様撮影)

ダキクモヒトデは、オスとメスが口を合わせて抱き合っているのが特徴!繁殖に関連した行動のようです。ちなみに、茶色っぽい方がメス、小さいオレンジ色の方がオス。

それにしても、どうやってオスとメスが巡り合うのか、そもそもどの段階でスカシカシパンにくっつくのか…色々と謎多き生き物ですね。

 

希少部位も発見!

アリストテレスのランタンと呼ばれる、ウニの口器。

ウニがもつ咀嚼器、つまり歯がついた口の部分ですね。下からちょこっと出ている尖った部分が歯です。

水中で綺麗な状態で見つけるのは、ちょっと難しいパーツでもあります。今回はラッキーでした!

ちゃんと五放射!

 

夕食後は更にウニを楽しむための時間。

今回は平日、週末ともに、初日の夜に学科を実施しました。

ウニの骨格標本や、図鑑、絵本などを使いながら解説。それを聞いてもらいながら、ワークシートを埋めていきます。

週末ご受講頂いた方々と!

ついつい沢山喋ってしまうので、いつも時間に追われがち…(笑)

今回は学科開始前に、ある程度ホワイトボードに解説を書く作戦で挑んだのですが…それでも、時間ギリギリでした😅

 

平日にはスペシャルゲストによる解説も!?

実は平日ウニSP、スペシャルゲストにお越しいただきました!

愛知県でダイビングとスノーケリングのお店「なぎさひろい」を運営している、ウニ好きダイビングインストラクターの猪子さん。

ご自宅でウニの飼育もされている、ウニ愛に溢れたお方です。富戸の海で潜るのは初めてとのことでしたが、水中で色々なウニを見つける姿は流石でした…!

解説中の猪子さん(左側)と受講生のお二人(右側)

顕微鏡とウニの卵、幼生の観察セットを持ってきてくださり、学科で見せてくださいました!!

容器の中のモヤモヤが、ウニの卵。直径約0.1mmの大きさ。
容器の中の細かい浮遊物が、ウニの幼生。卵のときよりも大きい!

ウニは約1ヶ月程、プランクトンとして水中で浮遊しながら過ごした後、棘の生えたウニの形に変わります。

今回見せてもらったウニのプルテウス幼生の姿がこちら↓

顕微鏡とコンデジの合わせ技で、ウニの幼生をみんなで一緒に観察&写真・動画撮影もできちゃいます
顕微鏡を覗いて観察も。

幼生時代は泳ぎ回っているので、顕微鏡で観察している最中も途中でフェードアウトしていくこともありましたが(笑)、みんなしっかり観察できました!

ウニのプルテウス幼生や卵の写真は、図鑑や高校生物の教科書でも見てきましたが…やっぱり実物を自分の目で見る方が感動しますね!!可愛かったな〜〜!!

 

アフターダイブはお祭満喫!

潜った後は、作りたてのお祭りグルメを堪能😋

毎回大好評!
ZOEAの皆さん、準備から片付けまでいつもありがとうございます!

恒例の駄菓子屋ぱぱらぎ堂も!

100円で10個選べます♪

 

そして今年も感謝の気持ちを込めて、紅白饅頭をお配りしました!

こしあんぎっしりで美味♪

お饅頭がウニっぽく見えてしまった方は…是非ウニSPご参加お待ちしております(笑)

 

平日も多くの方にご参加頂きました!

…こんな感じで大盛況の感謝祭でした!

ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!

創業39年目に突入するパパラギを、どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、気になる次回のお祭りイベントは…8月のパパラギ夏祭り!

⭐︎平日夏祭り⭐︎ 7/31(水)-8/1(木)

★週末夏祭り★ 8/3(土)-4(日)

 

週末夏祭りでは、ウニSPも開催予定です!

是非ご参加お待ちしております!!

 

おぶち